LIVALL PikaBoost 2実走レビュー|26インチMTBを電動化したら本当に便利なのか?
PikaBoost 2シリーズ:①選んだ理由・仕様比較 → ②26インチMTBへ取付 → ③アプリ・BR80使い方 → この記事は④実走レビューです。
付けた。設定した。ここまではいい。
で、結局ですね。
これ、本当に便利なの?
という一番大事なところを、荒サイで実際に走って試してきました。
先に結論を言うと、普通の電動アシスト自転車とはかなり性格が違います。漕ぎ出しからドンと助けてくれるタイプではなく、走り始めてから後ろからスーッと押してくれる感じ。個人的には「発進番長というより巡航番長」です。
StandardとPowerfulはちゃんと違う
Standardはかなり自然です。
「電動に乗ってます!」という主張が強い感じではなく、自分で漕いでいるところへ自然に力を足してくれる印象。
一方でPowerfulにすると、「あ、ちゃんとアシスト効いてるな」と分かるくらい押してくれます。
街中で自然に使うならStandard、しっかり助けてほしい場面ではPowerful。実際に乗ると、この2つの差は思ったより分かりやすかったです。
平地のアシスト感は普通の電動とちょっと違う
一般的な電動アシスト自転車って、漕ぎ出した瞬間にグイッと強く助けてくれるものが多いですよね。
PikaBoost 2はそこがちょっと違います。
走り出して速度が乗ってくると、後ろからスーッと押してくれる感じ。最初の一踏みを猛烈に助けるというより、走り始めてから巡航を楽にしてくれるタイプです。
なので信号ダッシュ向きというより、ある程度流れに乗ってからが気持ちいい。
坂道はCruiseよりAssistの方が使いやすい
坂道でもCruiseを試しましたが、個人的にはあまりグイグイ登っていく感じはしませんでした。
坂ではCruiseに任せるより、自分で漕ぎながらAssistを使った方が分かりやすく楽。
平坦路はCruise、坂道はAssist。この使い分けの方がPikaBoost 2の性格には合っている気がします。
音と振動はある。でも、まあこんなもん
ローラーでタイヤを直接回しているので、当然ながら無音ではありません。
走っているとモーター音とローラーの音が少し聞こえるし、振動もあります。
ただ、個人的には「うるさすぎて嫌になる」ほどではないです。
完全な無音を期待すると違うけど、後付けでタイヤをローラー駆動しているものとして考えれば、まあこんなもんだろ、というくらい。
ブロックタイヤはゴロゴロする。雨だとさらに分かりやすい
今使っているのがブロックタイヤなので、ローラーが当たるとゴロゴロ感があります。
乾いた路面ではちゃんとアシストが効きます。
ところが路面が濡れていると、ローラーがタイヤ上で空転することがありました。
そのときはスリップをセンサーが拾っているようで、アシストが止まる感じがあります。
面白いのが、雨の日に空転すると「あ、今アシスト入ったな」というタイミングまで分かること(笑)。
この辺はタイヤとの相性がかなりありそうなので、次はブロックの少ないタイヤへ交換して、音・振動・雨天時の滑りがどう変わるのか試してみます。
Cruiseの航続距離は20km前後・約60分が目安だった
今回の実走では、Cruise中心で使うと20km前後、時間にして60分弱くらいでバッテリー切れになりました。
Cruiseはとにかく楽。ただ、そのぶん電池はかなり食います。
長距離でずっとCruiseというより、平坦な巡航区間で使って、必要に応じてAssistへ切り替える方が現実的かもしれません。
バッテリーが切れても、回生とLift upで帰れる
バッテリーが切れたあとも、走行中に回生した分なのか、少しするとたまにAssistが使える状態に戻ることがありました。
それを使いながら走っていたんですが、途中でふと思いました。
「これ、ローラーの抵抗を外したら普通の自転車として帰れるんじゃね?」
そこでInstallation CalibrationのLift upを使ってローラーをタイヤから離してみたところ、普通に正解。
当然モーターアシストはなくなりますが、ローラー抵抗もなくなるので普通のMTBとしてスイスイ走れます。
電池が切れたら完全終了ではなく、回生で少しAssistを使うか、ローラーを離して普通の自転車に戻す。ここは後付け式ならではの面白いところです。
約3kg増えても、ローラーを上げれば元のMTB
PikaBoost 2を付けると約3kgほど車重は増えます。
ただし、キャリブレーションでローラーを上げてしまえば、あとはほぼ元のMTB。
自分の車体はMAVICのホイールなども入れて軽くしているので、ローラーを離した状態ならいわゆる重量級の電動自転車より、ずっと普通のスポーツ自転車として走れます。
「電動化したら電池が切れた瞬間からただの重い自転車」にならないのは、かなり気に入りました。
結局、PikaBoost 2は面白いのか
かなり面白いです。
普通の電動アシスト自転車とも違うし、ただモーターを付けただけの改造自転車とも違う。
Assistもある。Cruiseもある。回生もある。そして不要ならローラーを離して普通の自転車に戻せる。
この「いつでも元の自転車に戻せる」というところも含めて、後付けキットとしてかなり遊べます。
現状で気になるのは、やっぱり音とブロックタイヤとの相性。
無音ではないし、雨の日はローラーが滑ることもあるので、次はタイヤを変えてもう一度テストしてみます。
まだ試せることがかなりありそうなので、もうちょっと研究してみます。