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MT4コピー補助ツール 無料配布
MT4をいじっていると、たまにこういう場面があります。
- こっちのMT4で入ったポジションを、別のMT4にもコピーしたい
- 複数の口座に同じエントリーを流したい
- GOLD_USDとXAUUSDpのような、証券会社ごとの銘柄名の違いを吸収したい
- 部分決済後の残ロットも、なるべくズレずに追従したい
- 受信側で裁量取引をしても、コピーEAに触らせたくない
そんなわけで、MT4間の注文コピーを補助するツールを作りました。
発信側MT4で発生した成行ポジション情報を、共通ファイル経由で受信側MT4へ渡し、受信側MT4でも同じように注文・決済・残ロット補正を行うためのコピー補助ツールです。
最新版は Sender v2.6 SAFEWRITE / Receiver v8.3 CYCLE IGNORE SHARE 版です。
うまく使えば便利です。設定を間違えると普通に事故ります。まずはデモ口座か最小ロットで試してください。
最新版の構成
現在の配布版は、以下の組み合わせを前提にしています。
| 役割 | 最新版ファイル名 | 内容 |
|---|---|---|
| 発信側EA | CT_OriginalSender_JP_v2_6_DIRECT_END_STATE_SAFEWRITE_MT4 | 発信側MT4にセットし、現在の成行ポジション状態をStateファイルへ安全に書き出します。 |
| 受信側EA | CT_OriginalReceiver_Multi_JP_v8_3_CYCLE_IGNORE_SHARE_MT4 | 受信側MT4にセットし、Stateファイルを読み取ってコピー注文・決済・残ロット補正を行います。 |
| 同期方式 | Stateファイル方式 / ENDチェック付き / 残ロット同期型 | コピー元の現在状態を見て、受信側のコピーEA注文を合わせる方式です。 |
| 安全対策 | SAFEWRITE / SHARE / CYCLE IGNORE | ファイル書き込みエラーや読み込み途中の空State誤認、旧サイクルの残骸処理を避けるための安全機能です。 |
v2.6 Sender の変更点
Sender v2.6では、Stateファイルの書き込み処理を見直しました。
- CT_CopyTrade_state.csv を直接追記する方式ではなく、SAFEWRITE方式へ変更
- 一時ファイルへ書き込み後、完成したStateファイルへ置き換え
- FileOpen時に共有許可を追加し、5004系のファイルオープンエラーを起こしにくく調整
- Receiver側が読み込み途中のStateを誤認しにくいよう、END行付きStateを出力
画面左上に State written SAFEWRITE と表示されていれば、Stateファイルの書き込みは正常です。
v8.3 Receiver の変更点
- Stateファイル読み込み時の共有許可を強化
- 裁量注文や他EA注文をMagicNumberで分離
- 起動時点で既にあるシグナルは安全のためスキップ可能
- コピー元ゼロ判定を複数回確認し、空Stateの一発誤認を避ける
- 旧サイクルや手動決済後の再コピーを避けるためのCYCLE IGNORE機能を搭載
- コピー元の合計ロットに対して、受信側コピーEA注文の残ロットを寄せる方式
このツールでできること
- MT4から別のMT4へ成行ポジション情報をコピー
- 1つの発信側MT4から、複数の受信側MT4へコピー
- GOLD_USD → XAUUSDp のような通貨ペア名の変換
- 受信側ごとのロット倍率設定
- 部分決済後の残ロット同期
- コピー元が全決済された時の受信側全決済
- 受信側の裁量注文をコピーEAの管理対象から分離
- 旧シグナル・旧サイクルの再コピー防止
投資助言でも、勝てるEAでも、利益保証ツールでもありません。MT4間のコピーを補助するための道具です。
大事な仕様
1. コピー対象は約定済みの成行ポジション
buy limit / sell limit / buy stop / sell stop などの未約定注文は、基本的にコピー対象外です。
DOW30などで指値注文が置かれているだけの状態ではコピーされません。指値が約定して成行ポジションになった時点で、コピー対象になります。
2. 見るべきは本数ではなく合計ロット
最新版は、コピー元のチケットを完全再現するというより、コピー元の現在合計ロットに受信側のコピーEA注文を合わせる考え方です。
たとえばDOW30でコピー元が0.08ロットから段階的に部分決済していく場合、受信側も同じ方向・同じ銘柄のコピーEA注文合計ロットが 0.08 → 0.06 → 0.04 → 0.02 → 0 のように追従することを確認します。
3. 起動前からあるポジションはスキップされる場合があります
安全のため、Receiver起動時点ですでに存在していたシグナルは「既存シグナル」としてスキップされる場合があります。
クリーンに検証する場合は、コピー元・受信側ともノーポジ、予約注文なしの状態にしてからテストしてください。
4. 複数Senderはファイル名を分ける
同じCommon Files上で複数のSenderを動かす場合、Stateファイル名を分ける必要があります。
複数のSenderが同じ CT_CopyTrade_state.csv を書き換えると、Receiverが別口座のStateや空Stateを読んで、勝手な決済・再エントリーの原因になります。
配布ファイル構成
| 場所 | 内容 |
|---|---|
| MQL4 / Experts | CT_OriginalSender_JP_v2_6_DIRECT_END_STATE_SAFEWRITE_MT4.ex4 CT_OriginalReceiver_Multi_JP_v8_3_CYCLE_IGNORE_SHARE_MT4.ex4 |
| Common / Files | CT_CopyTrade_state.csv CT_symbol_map.csv CT_processed_口座番号.csv CT_ticket_map_口座番号.csv CT_cycle_ignore_口座番号.csv |
| マニュアル | 設定方法、通貨ペア変換、クリーンテスト、免責事項 |
ZIPファイルをダウンロード後、Expertsフォルダ内のEAをMT4の MQL4 / Experts へ入れ、MetaEditorでコンパイル済みの場合はEX4を利用してください。
基本構成
発信側MT4にSenderを入れ、受信側MT4にReceiverを入れます。
Senderが発信側MT4の成行ポジション状態を共通ファイルへ書き出し、ReceiverがそのStateファイルを読み取って受信側MT4でコピー注文・決済・残ロット補正を行います。
| 役割 | 使うEA | 設置場所 |
|---|---|---|
| 発信側MT4 | CT_OriginalSender_JP_v2_6_DIRECT_END_STATE_SAFEWRITE_MT4 | MQL4 / Experts |
| 受信側MT4 | CT_OriginalReceiver_Multi_JP_v8_3_CYCLE_IGNORE_SHARE_MT4 | MQL4 / Experts |
通貨ペア名の変換について
証券会社によって、同じGOLDやDOW30でも銘柄名が違うことがあります。
たとえば、発信側ではGOLD_USD、受信側ではXAUUSDpという名前になっている場合があります。
その場合は、外部ファイルの CT_symbol_map.csv に以下のように書きます。
GOLD_USD=XAUUSDp GOLD_U=XAUUSDp DOW30_USD=DOW30_USD EURUSD=EURUSD USDJPY=USDJPY
左側が発信側MT4の銘柄名、右側が受信側MT4の銘柄名です。受信側ブローカーに存在しない銘柄名を指定すると注文できません。
推奨設定の考え方
Sender側
| 項目 | 推奨 | 説明 |
|---|---|---|
| 共通フォルダを使う | true | Common Filesを使って受信側MT4と共有します。 |
| 書き込みシグナルファイル名 | CT_CopyTrade_raw.txt | 互換用。最新版ではState同期が中心です。 |
| 現在状態ファイル名 | CT_CopyTrade_state.csv | Receiver側と完全一致させます。 |
| 監視間隔ミリ秒 | 250前後 | 短すぎると負荷が上がります。 |
| 起動時の既存ポジションを新規送信する | false推奨 | 既存ポジションの重複コピーを避けるため。 |
| 成行ポジションのみ送信 | true推奨 | 指値・逆指値は送信しません。 |
| マジックナンバーで絞る | false | コピー元口座の成行ポジションを全部送りたい場合はfalse。 |
| TOTAL行も出力 | true | Receiverが合計ロット同期に使います。 |
Receiver側
| 項目 | 推奨 | 説明 |
|---|---|---|
| 共通フォルダを使う | true | Senderと同じCommon Filesを読みます。 |
| 現在状態ファイルで同期 | true | Stateファイル方式で同期します。 |
| rawシグナル新規コピーを完全無視 | true | 旧raw方式の影響を避けます。 |
| 状態ファイルEND行を必須にする | true | 未完成Stateを読まないための安全機能です。 |
| コピー元ゼロ判定の連続確認回数 | 3以上 | 空Stateの一発誤認を避けます。 |
| 裁量注文を完全無視する | true | 手動注文や他EA注文を触らないため。 |
| TOTAL同期では同一通貨同方向を全て対象 | false | 裁量注文を合算しないため、基本false推奨。 |
| 不足ロットを自動で追加 | 通常 true / DOW30検証時は慎重に | 不足分を追加します。DOW30の段階利確検証時はfalseで見ることもあります。 |
| 受信側ロット過多を自動部分決済 | true | コピー元より多い分を減らします。 |
| コピー元消滅時に受信側も全決済 | true | コピー元がゼロになった時にコピーEA注文を閉じます。 |
| SLTPコピー | false推奨 | 建値差・スプレッド差が出るため、まずはfalseで検証推奨。 |
クリーンテスト手順
旧バージョンのマップや処理済みファイルが残っていると、コピー漏れ・残ロットズレ・旧ポジション無視などの原因になります。検証前は一度クリーンにしてください。
削除候補ファイル
CT_CopyTrade_raw.txt CT_CopyTrade_state.csv CT_CopyTrade_state.csv.tmp CT_processed_口座番号.csv CT_ticket_map_口座番号.csv CT_cycle_ignore_口座番号.csv
場所は通常、以下です。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\MetaQuotes\Terminal\Common\Files
本当にまっさらに検証する場合は、コピー元・受信側ともノーポジ、予約注文なしの状態で行ってください。
動作確認の順番
- コピー元・受信側ともノーポジにする
- Sender / Receiverを外す
- Common FilesのCT系ファイルを削除
- Sender v2.6だけを発信側MT4にセット
- 画面左上に State written SAFEWRITE と出ることを確認
- Receiver v8.3を受信側MT4にセット
- 受信側が state empty, confirmed receiver positions should be zero のような待機状態になることを確認
- コピー元でGOLD 0.01成行を1本だけ入れる
- 受信側に倍率通り1本だけ入ることを確認
- コピー元で決済し、受信側も決済されることを確認
- DOW30など特殊銘柄は、最後に小ロットで検証
無料配布について
本ツールは無料配布版として提供しています。
無料配布版のため、個別サポート、設定代行、VPS設定、複数MT4構築、個別環境での動作確認は原則として含まれません。
導入や設定のサポートが必要な場合は、有料対応となる場合があります。
設定サポートについて
導入、VPS設定、複数MT4設定、通貨ペア変換リストの作成などでサポートが必要な場合は、LINEからご相談ください。
VPSについて
EA運用では、MT4を安定して動かし続ける環境がかなり大事です。
パソコンの電源、Windowsアップデート、回線切断などでMT4が止まると、コピーも止まります。複数MT4を動かすならVPS運用を推奨します。
必ず確認してください
- 必ずデモ口座、または最小ロットで検証してください。
- 証券会社やプロップファームの規約は自分で確認してください。
- スプレッド、約定拒否、通信遅延、MT4停止、VPS停止などで動作が変わることがあります。
- 意図しない注文、決済、重複注文、コピー漏れが発生する可能性があります。
- 取引損益、口座停止、出金拒否、プロップファーム失格などについて、配布者は責任を負いません。
- 同じCommon Files上で複数Senderを動かす場合は、必ずStateファイル名を分けてください。
ダウンロード
以下から配布ファイルとマニュアルをダウンロードできます。
更新履歴
| 日付 | 内容 |
|---|---|
| 2026.06.18 | Sender v2.6 SAFEWRITE / Receiver v8.3 CYCLE IGNORE SHARE版へ更新。Stateファイル書き込みの安定化、5004系エラー対策、CYCLE IGNORE・共有読み書き対応を追加。 |
| 2026.05.05 | 無料配布版を公開。 |
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