過去にユーロ圏のヤマハで販売されていたJOG RR(CS50Z)という車体。
どうやら2012年頃が最終モデルっぽいんですが、
構成的には「Rが空冷、RRが水冷」で、
型式で言うと CS50Z RR という感じになるようです。
このRR、要はヨーロッパ版の水冷ミナレリ横型最終形態。
JOG系の見た目を保ちつつ、足回りやフレーム剛性が別格のやつです。
レーシングスクーター勢なら誰もが一度は「いつかはRR」と思うやつですね。

Contents
純正部品、バラで揃えたら地獄
試しに純正部品をばらで見積もってみたんです。
余計なものを一切入れずに――
フレーム、インナーカウル、シートくらいの構成で。
結果、出てきた金額を見てひとこと。
うん、やめとこ。wwww
これにフロントフォーク、ブレーキ関係、ホイールを足したら
もうとんでもない金額になるのは確実。
フル純正で組もうなんて、夢を見るにも覚悟がいるレベルです(笑)

エンジンはバッチリ。でも課題は足回り。
エンジンやハンガー周りはバッチリなんですが、
今悩んでいるのは車体とサスペンション問題。
やっぱりプロクラスで上がるパワーを受け止める足がないと、
結局タイムは出ません。
いや、そもそも腕がないワタシが乗っても出ないんだけどね🤣
でも足回りの差は確実にタイムに響く。
だからこそ、いつかはRRのフレームで仕上げたい気持ちがあります。
今はBw’sで継続中
というわけで、現時点ではまだBw’sで継続中。
実は秋ヶ瀬で転倒したときに
フレームのハンドルストッパーがどこかに吹っ飛んで消えたので、
今はそれを制作・溶接してくれる人を探してます。
この辺の開発も進んできているみたいなので、
もう少し様子を見ながら、
「いつかはJOG RR」に向けてじっくり準備していこうかと。

免許もないし、今は考える時間w
はい、そうです。
免許ないので、じっくり考えますwww
でもこうやって資料見たり、構想練ったりしてる時間が
いちばん楽しかったりするんですよね。
RRへの道は長そうですが、
それもまたスクーター人生の楽しみ方のひとつということで😎
んじゃちょっと。
🏍 JOG RR(CS50Z) 基礎スペック解説
ヨーロッパ圏で販売されていた「YAMAHA JOG RR(型式:CS50Z)」は、
日本のJOGシリーズとは全く別物の、水冷2スト・スポーツスクーター。
2002〜2012年頃まで販売され、RRが水冷、Rが空冷という明確な区別がありました。
🔧 基本スペック(最終型:2012年モデル参考)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | YAMAHA JOG RR |
| 型式 | CS50Z |
| 年式 | 2002〜2012(最終型は 1L49D-300EA) |
| エンジン形式 | 水冷2ストローク単気筒(Minarelli Horizontal LC) |
| 排気量 | 49cc |
| ボア × ストローク | 40.0 mm × 39.2 mm |
| 最高出力 | 約 3.4 HP(2.5 kW)@7,000 rpm |
| 最大トルク | 約 3.3 Nm @ 6,500 rpm |
| 変速機 | Vベルト式CVT(無段変速) |
| 冷却方式 | 液冷(ウォーターポンプ+ラジエーター) |
| 点火方式 | CDI(電子進角式) |
| フレーム | スチール製バックボーンフレーム(専用設計) |
| サスペンション | 前:テレスコピック/後:ユニットスイング |
| ブレーキ | 前:190mmディスク/後:110mmドラム(後期は両ディスク仕様も) |
| タイヤサイズ | 前:110/70-12 / 後:120/70-12 |
| ホイールベース | 約 1,209 mm |
| シート高 | 約 770 mm |
| 乾燥重量 | 約 84 kg |
| 燃料タンク容量 | 約 5.5 L |
💡 特徴と魅力ポイント
① 水冷2スト最終世代
RRはMinarelli Horizontal LCエンジンを採用。
ヨーロッパではこの横型水冷がレース・チューニングベースの定番。
後継となる「AEROX」「MBK NITRO」へ系譜が続きます。
② 剛性の高い専用フレーム
RRは国内JOG(SA系)とは全く違う高剛性フレーム。
短いホイールベースと硬めのサス設定で、
低速から高回転域まで抜群の安定感を発揮します。
③ 前後12インチホイール
欧州スクーターらしく12インチ化。
タイヤ幅も広く、コーナリング性能が大幅に向上。
前後ディスクブレーキ仕様もあり、制動力も段違い。
④ 見た目もスポーティ
JOGシリーズとは思えない攻撃的な外装。
“R”がスタンダード、“RR”はまさにレーシングレプリカ。
ラジエーターがフロントマスク裏に収まり、
メーターも100km/hスケールの白パネル仕様。
⚠️ 部品と流通事情(2025年時点)
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生産終了は 2012年頃(EURO2〜EURO3移行期)
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新品純正部品は 欧州Yamaha倉庫在庫限り
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CMSNL・Impex・Scooter-Attack などで部分的に入手可能
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中古車体は €1500〜€2500(約25〜45万円)
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パーツ単体で組むと60万円超えコース
特に「フレーム・フォーク・ラジエーター・外装」系は希少で、
レストアというよりコレクション/競技ベース車両の領域です。
🔩 カスタム・レースベースとして
JOG RRは、欧州ではAEROX/NITRO/RR共通プラットフォームのため、
2FAST・Malossi・Poliniなどのハイエンドパーツが豊富。
100cc化、ビッグキャブ、チャンバー交換、クロスミッション化など自由自在。
現在もユーロ系では、
RRフレーム+2FASTエンジン構成が最前線にいます。
🚀 まとめ:JOG RRは「伝説の横型水冷ヤマハ」
🔹 ユーロ圏限定販売(2002〜2012)
🔹 RR=水冷、R=空冷
🔹 横型ミナレリLCの最終世代
🔹 剛性・安定性ともに国内JOGとは別次元
🔹 現在は超プレミア&希少車両
いつかはJOG RR。
でも、部品代を見た瞬間「うん、やめとこw」となる。
それでも憧れ続ける価値のある1台、それがJOG RR。